2015年1月31日土曜日、静岡市の清水マリンビルで、昨年12月に刊行された拙著

『波止場浪漫』の出版記念「講演と鼎談と音楽のつどい」が開かれました。

日経新聞朝刊で連載していたこの小説は明治から大正の清水港が舞台、清水の次郎長の養女

である「おけんちゃん」が主人公です。それで清水でのイベントとなったわけなのですが前日は

東京が雪模様だったので心配しましたが、当日は幸い快晴で、雲ひとつない空に雪化粧の富士山

がひときわ美しい一日となりました。

そのおかげか、500名の募集に800名近い人々が集まって下さり、大盛況となりました。

参加できなかった皆さんのために簡単な説明と写真を掲載します。 


主催者のご挨拶や来賓のご紹介につづいて初めは私の講演。小説を書いたきっかけや清水との

関係、次郎長の末裔であることなどをお話しして、そのあとは小説のさわり……

おけんちゃんと植木先生が初めて結ばれる場面を朗読しました。(写真@A)

そこで、照れくさそうな植木先生の登場。おけんちゃんの恋人、植木先生の末裔の植木豊氏との

対談です。(写真B)私は町娘らしく黄八丈の着物、植木氏は洋装にカンカン帽、

なんと物干竿を担いで登場して下さったので大うけでした。

そのあとは挿絵を描いて下さった横田美佐緒さんも加わって三人で楽しいおしゃべりをしました。
 

休憩のあとは地元のシュリンプスというバンドの演奏。

おやじバンドですがなかなかの人気バンドです。(写真C)

初めから最後まで随所で舞台を盛り立てて下さった清水湊次郎長太鼓とのコラボや、ビートルズ、

加山雄三まで幅広く……といっても、私はこのとき着替えの最中でした。

演奏の途中から一変、ミニドレスで参加して一緒に踊りました。いいトシをして恥ずかしい……

でも、とても楽しいステージでした。(写真D)

最後は皆さんと「浜辺の歌」を大合唱。


終了後はサイン会がありました。

東京からマスコミの皆さんも駆けつけて下さり、翌日は清水ツアーなども行い、

思い出に残る二日間となりました。
 

さて、この場を借りて……。

主催の次郎長翁を知る会の皆さん、本当にご苦労様でした。

協賛して下さった日本経済新聞社他、静岡商工会議所、静岡刊行コンベンション協会、

清水郷土史研究会の皆さまありがとうございました。

応援して下さった鈴与さん、清水銀行さんをはじめとする地元の企業の皆さんにも多謝です。

そして何より、貴重なお時間を割いて集まって下さった皆さんに心より御礼を申し上げます。

清水、ますます元気でがんばりましょう!
写真D
写真C
写真B
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